勉強と部活動を両立して、
高い学力と豊かな心を育成する教育

昭和学院秀英中学校・高等学校

あらゆることに挑戦できる環境を整え、一人ひとりの才能を開花させる

大学進学実績が伸び続けている昭和学院秀英中学校・高等学校では、生徒一人ひとりが真の学力を養っていく充実したカリキュラムを展開している。また、部や同好会活動に積極的な生徒が多いのも同校の特色の一つだ。新体操部では今年、関東大会に初めて出場したという。その活動について、新体操部顧問の飯塚真規子先生、秋葉亜紀先生に話を聞いた。


昭和学院秀英にはサッカー部や野球部、バレーボール部などさまざまな運動部があり、大会などの目標に向けて日々活動している。新体操部もその一つだ。新体操はボールやフープなどの手具を使いながら音楽に合わせて演技をし、芸術性を競う採点競技だ。新体操人口は少なくないものの、その多くがクラブチームに所属しているため、中学校や高校で部として活動するのはまれだという。

昭和学院秀英の新体操部は、平日の週4日に加え、大会前は日曜や祝日も集まり熱心に活動している。普段の練習は、柔軟体操や、指先やつま先の美しさを磨くバーレッスンなどの基本練習と団体演技練習などだ。現在は中1から高2まで計20人が所属している。その多くが入部当初は初心者だったという。新体操部顧問の飯塚真規子先生がこう話す。

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飯塚 真規子 先生

「雰囲気が楽しそう、踊るのが好き、といった理由で入部する生徒がほとんどです。経験がなくても、6年間かけてじっくり育てていくのが本校のスタイルです。まずは新体操を好きになってもらい、練習を重ねていくことで上達できる環境があります。一方、挨拶や礼儀なども部活動で身に付けてほしい点です。その先の人生を考えたときに、人間力を養っていくことは大切なことなので、限られた時間の中で練習する計画性や責任感、先を見通す力などを養い、人間力を高めてほしいです」

活動の柱となるのが、県大会への出場と文化祭での演技発表だ。県内に新体操部がある学校は少ないものの、他校はすべて強豪校だという。県大会では苦戦を強いられることが多いが、今年は高校生が史上初めて関東大会への出場を果たした。

「大会に出場するということは、本校の新体操部が県代表ということでもあります。関東大会で中途半端な演技をするわけにはいかないので、他校の新体操部の先生にも指導をお願いしました。約1カ月という短い準備期間でしたが、飛躍的に上達しました。外に出る経験もまた、生徒たちの内面を大きく成長させたようです。大会後は後輩への接し方もずいぶん変わったと思います」(飯塚先生)

また、文化祭での演技発表も新体操部の一大イベントだ。大会では演技に点数が付けられ、他校と競い合う形になるが、文化祭では受験生や在校生に演技を楽しんでもらえるよう、一丸となって取り組んでいく。演技や衣装、道具、音楽をすべて部員たちが考えていくのも文化祭ならでは。部員一人ひとりの思いがすれ違い、意見がまとまらないこともあるという。衝突しながらも互いに成長し、達成感を感じられるイベントになっている。

勉強と部活動を両立し、高い大学合格実績を実現

顧問の飯塚先生と秋葉先生は昭和学院秀英の卒業生でもある。同校の良さについて、秋葉亜紀先生がこう話す。

「進学実績は私たちの頃より急激に伸びています。進路に関する情報も積極的に提供するなど、当時より勉強に力を入れるようになったと感じます。でも、昔と変わらないのが教員と生徒の距離感です。私たちが通っていた頃も先生と話しやすい雰囲気がありましたが、今も生徒からそういわれることがあります」

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秋葉 亜紀 先生

進学実績は着実に伸びており、県内トップレベルの難関大学現役合格率をキープしている。勉強と部活動を両立している生徒が多い中、低学年のうちから進学に対する意識を高めていく環境があるという。秋葉先生がこう続ける。

「部活動などで体力や精神力を養っている多くの生徒が目標の大学に合格しています。部活動をやりきることが、最後のひと踏ん張りにつながっているのだと思います。特に、体力を養える運動部は大きなメリットがあります。本校の新体操部は初心者でも入部できるのが売りなので、興味を持っていただければと思います」

STUDENT VOICE

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元部長|伊藤さん(高3)
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元チームリーダー|浅田さん(高3)

―関東大会への出場で得たものは何ですか。

伊藤 同じ目標に向かってメンバー同士、何度も話し合い、練習に励んだことで大きく成長でき、一生ものの宝物ともいえる経験になりました。大きな大会で演技をやり遂げたことで、自信もつきました。また、周りの人たちからの応援や支援を受け、自分たちがいつも多くの人に支えられていたことを実感しました。

浅田 6年間の部活動の中で、関東大会は一番の思い出になりました。放課後は補習や委員会活動などもあってメンバーがそろわないことも多かったのですが、限られた時間の中でできる限り能率的に練習を進めてきました。大会の会場には今まで経験したことのない緊張感がありました。サポートしてくださった顧問の先生や先輩、保護者にはとても感謝しています。

― 勉強と部活動を両立するコツを教えてください。

伊藤 部活動を始める前などの空き時間を無駄にしないことです。部活動では、勉強に必要な忍耐力や体力もつきました。部活動をやり切ったことで、受験勉強へのスイッチを入れやすかったので、最後まで続けてよかったと思います。

浅田 部活動のあとに長時間勉強するのは体力的に厳しいので、電車の中や休み時間にコツコツ勉強を進めて、自宅学習の負担を少しでも減らせるように心がけていました。引退後は頭を切り替え、新体操部で過ごした熱量をそのまま勉強にかえて、第一志望の大学に合格できるように頑張っています。

―昭和学院秀英の良いところを教えてください。

伊藤 人とのつながりが温かいところだと思います。勉強や受験に関するサポートも手厚いですし、悩みがあるときは相談を聞いてくれる先生がたくさんいます。

浅田 一人ひとりが、それぞれのペースで成長できる学校です。おすすめスポットは、自習ができる図書館です。ぜひ、秀英に入学して、勉強に部活動に励んでほしいと思います。そして、新体操部への入部を待っています!

取材日:2021.9.24