今年121周年を迎えた逗子開成中学校・高等学校は1903年、私立東京開成中学校(現:開成中学校・高等学校)の分校、私立第二開成中学校として誕生。1909年に分離独立し、逗子開成中学校・高等学校として再スタートを切った、神奈川県の私立男子校で最も歴史ある伝統校だ。校名の由来になっている建学の精神「開物成務」は、中国の古典「易経」の言葉で、「人間性を開拓、啓発し、人としての務めをなす」ことを意味する。この建学の精神を土台に、「一人ひとりが目標を定め、達成するために能力・資質を伸ばしながら社会に貢献する」ことができる人材の育成に取り組んでいる。昨年度、校長に就任した小和田亜土先生に、逗子開成の特色ある教育や今後の展望について話を聞いた。